六波羅蜜寺と幽霊子育て飴

名前は良く聞くけど行ったことがなくて向かったら意外と近くにあって迷子になりかけました。
思ってた距離と違うと迷うよね~。方向音痴あるあるだね~。

というわけで、

◆六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)
場所: 〒605-0933 京都府京都市東山区五条通大和大路上ル東
電話: 075-561-6980
拝観時間: 8:00~17:00(宝物館は16:30に受付終了) ※行事期間により、変更有
拝観料:  宝物館 → 大人 600円/学生 500円/子供 400円
 ※ 30名様以上の団体拝観の場合は各50円引き
休日・休館 : 無休
公式HP: http://rokuhara.or.jp/



私「あっ、六波羅蜜寺!」



私「あれ?思ってたんと違う…。もっとこう…鎌倉の九品寺みたいなお寺を想像してた!」
母「私も!」
※URL先はじゃらんnet

朱色なので鎌倉の九品寺とは違うのは知ってる方ならわかりますが、
前の記事でも書きました通り、この日の体調はすこぶる悪く写真があまりありません…。
申し訳ない…_(:3 」∠)_

おまけに女の子日も来ていて風邪でなんだかソレのせいなのかは分かりませんが
節々が痛かったので

境内にいた「なで牛」の足やら背中やらをすりすりしてきました。
牛さんごめんよ…!

もう…1日目は行く場所、行く場所で「風邪が治りますように」「お腹が痛いのが治まりますように」「明日までには良くなりますように」とか祈ってました(苦笑)
散々な旅にはしたくなかったからね…( ̄▽ ̄lll)
そのお祈りの甲斐もあってか翌日は見事に復活したんですけどね!
元気になってテンション上がって\(^O^)/ワーイってなってた。私あるある(子供か!)

因みに六波羅蜜寺のすぐ近くには京名物の幽霊子育飴こと「みなとや幽霊子育飴本舗」があります。

◆みなとや幽霊子育飴本舗(みなとやゆうれいこそだてあめほんぽ)
場所: 〒605-0813 京都府京都市東山区
     松原通大和大路東入二丁目轆轤町80−1
電話: 075-561-0321
営業時間: 10:00~16:00
定休日: なし
公式HP: http://kosodateame.com/ame/


そもそも子育飴とは?
~母の深い愛情の物語~


命をつないだ飴の由来

今は昔、慶長四年京都の江村氏妻を葬りし後、数日を経て

土中に幼児の泣き声あるをもって掘り返し見れば亡くなりし

妻の産みたる児にてありき、然るに其の当時夜なよな飴を

買いに来る婦人ありて幼児掘り出されたる後は、来らざるなりと。

此の児八才にて僧となり修行怠らず成長の後遂に、高吊な僧になる。



寛文六年三月十五日、六十八歳にて遷化し給う。

されば此の家に販ける飴を誰いうとなく幽霊子育ての飴と
唱え盛んに売り弘め、果ては薬飴とまでいわるゝに至る。

洵に教育の上に、衛生の上に此の家の飴ほど良き料は外に

なしと今に及んで京の吊物の吊高き品となれりと云う。

らんすい

亡くなった母の魂が、わが子のために飴を届け、大切な命を

守りぬいたという言い伝えをみなとやでは450年以上も伝え

続けています。京都にお越しの際は、お店にお越しいただき、

命をつないだ飴を堪能してみてください。



みなとや幽霊子育飴本舗 公式サイト 「子育飴の由来」より 引用


もとは故事の様で文章が古いため他のサイトを参考に、ざっくりと訳すと、



慶長4年(1599年)、江村氏という女性が亡くなり埋葬された後、数日経って墓の土の中から幼児の泣き声が聞こえたため掘り返してみれば(その幼児は)亡くなった女性が産んだ子供であった。
その当時、夜な夜な飴を買いに来る女性がいたが、幼児を掘り出した後は、ぱったりと来なくなった。
この幼児は8歳のときに仏門に入り修行を怠らない成長の後、遂に(日蓮宗の)名手僧侶となる。

僧侶は寛文6年(1666年)3月15日、68歳にて亡くなった。
それゆえ、この家に売る飴を誰もが幽霊子育ての飴と言い、盛んに売り広め、果ては薬飴とまで言われるに至る。
まことに教育の上に、衛生の上にこの家の飴ほど良い材料は外(ほか)にはない、と、こんにちに伝わる京名物の名高き品となった。

  *訳: 当ブログ管理人



…とのことです。

そんな幽霊子育て飴屋さんの外観はこちら!


外にはこんな文字も!


店内は

こんな感じです。


商品がずらっと


これが上記に書いた幽霊子育飴です。
170g 500円。

店頭で味見が出来ますが、昔ながらの品のある素朴な味わいの飴です。
子供よりも大人の方が好きな味だと思われます。
余計なものを加えない、自然な甘みが好きな方は是非訪れてみてくださいね。

六波羅蜜寺と、みなとや幽霊子育飴本舗の間には

こんなものも。

六道の辻(ろくどうのつじ)の六道とは「地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上」の世界、
つまりこの場所はあの世とこの世の境目なのです。

そう聞くと、この幽霊子育て飴の伝承も頷けてしまいますよね。

京都は鎌倉とは違う神秘的な雰囲気がある古都なので、
そういった面で楽しむのもまた良いかも知れません。

お近くを訪れた際には是非行ってみて下さいね。
※飴の写真は後ほど追加します

この記事へのコメント

  • 雪渦

    落語だったかな?w聞いたことありますけど
    本家はここだったんですね
    母親の愛ってすごい§^。^§
    2018年11月03日 04:45
  • 葉涙

    そういえば落語にありましたね、「幽霊飴」
    頑張って訳さなくても良かったw

    母の愛が形になって現代にも語り継がれていると考えると感慨深いです
    2018年11月03日 22:00