「紅き大魚の伝説」を見終えたので感想です。
※2020/6/28: 日本語吹替版の声優を追記
***

★紅き大魚の伝説
→https://www.netflix.com/jp/title/80233883
題材: 中国の古文書、神話
時間: 1時間46分
音声: 中国語・日本語・英語・ポルトガル語(ブラジル)
字幕: 中国語(簡体字/繁体字)・日本語・ポルトガル語
分類: SF、ファンタジー
配音:
チュン: 季冠霖(ジー・グァンリン)、老年時: 潘淑蘭(パン・シュラン)、
チウ: 許魏洲(シュイ・ウェイヂョウ)、リンポー: 蘇尚卿(スー・シャンチン) ほか
<日本語吹替版>
声優:
チュン: 雨宮 天(あまみや そら)、老年時: 沢田敏子(さわだ としこ)、
チウ: 千葉翔也(ちば しょうや)、リンポー: 麦人(むぎひと) ほか
◆あらすじ
不思議な別世界に住む少女は赤いイルカに姿を変え、人間界をさまよう。そこでの男の子との出会いが、運命を決する旅路に少女を駆り立てる。
Netflix作品概要ページより引用(当記事投稿時の紹介文より)
本作品のあらすじだけだと“人間界に迷い込んでしまった”ように捉えられますが、
実際は16歳の成年式を迎える子供は七日間、
自然の摂理と厳しさをその目で見て学ぶ―という儀式の一環で人間界に行くことになります。
人間界と自分の世界をつなぐ扉は渦潮のみで、
七日を過ぎた場合は自分の世界へは二度と戻ってこれないとの説明を受けて
両親の元から一人立ちするヒロイン・チュン。
無事に戻ってこれれば大人として認められますが、
去年戻ってこなかった娘もいるということで念には念を押されつつ、
人間は絶対に避けねばならないという掟を胸に姿をイルカに変えて旅立って行きます。
そして人間界。
毎年この(成年式の)時期になると会える赤イルカの群れに青年は声をかけます。
その一言でチュンは人間に興味を示し、その場を後に人間界の美しさや文化に触れて
最初のうちは感激していましたが、帰る日になってチュンは渦潮を前に、
人間の仕掛けた罠にハマってしまいます。
しかし、そこで鳴き暴れていると、イルカに声をかけたあの青年が
その身一つでナイフを持ち、網を切って助けてくれるのですが、
青年は荒立つ波にもまれ、渦潮に呑まれて死んでしまいます。
そして、人間界からの去り際にその青年の妹が
「兄を返して」と号泣していたことと、
自分のせいで誰かの大切な人が亡くなってしまった、という事実を引きずりながら帰還。
二つの世界の住人は決して相交えることはない。
けれど、チュンは自分のせいで失ってしまった、
あの青年を生き返らせたいと奮闘し――というのが物語の冒頭の部分です。
モノローグはチュンが老婆になっているのでシナリオ自体は回想ですが、
青年以外にも大切なものを失いながらエンドに向かうので、
個人的にはメリーバッドエンドだと思います。
要は、誰かの犠牲の上で成り立っているエンディングです。
あとキャラクターが個性的……というか
某神隠しのキャラに近いのがいっぱいいるので表現はどうしても独特な感じになるのと、
動物のう〇ちの描写もあるのでお食事中の方は見ない方がいいです。頭にべしゃーとか出てくる。
所々、今の行動要らないでしょwとか、結局あの人なんだったのwってのが居たりしましたが、
そのあたりは適当に補完しておけばいいんですかね…。
というわけで、こちらもいつものです!
***
シナリオ : ★★★★☆ だんだん薄暗くなる
登場人物 : ★★★☆☆
糖度 : ★★☆☆☆
悲哀 : ★★★★☆
ホラー : ★★★☆☆ 不気味なキャラ多し
エグ・グロ: ☆☆☆☆☆
シリアス : ★★★★★
涙腺崩壊 : ★★☆☆☆
ギャグ : ☆☆☆☆☆
世界観 : ★★★★★
音楽 : ★★★★☆
総合 : ★★★★☆
オススメ度: ★★★★☆
>チュンの行動で本人とその周りの環境の運命が変わるので、
ちょっと謎めいた世界観の不思議な話が気になる人にはオススメ。
私は日本語字幕&中国語音声で見ましたが、日本語の音声があるのを見終わった後に知ったので、
興味がおありで字幕はな~と思う方は音声の方も日本語で!
★設定方法
再生後、画面右下の吹き出しマークにカーソルを持っていくと

こんなのが出てくるので、音声を日本語にして、字幕をオフにすれば日本語で見られます。
余談@
アレなことを言うと、タイ〇ニックっぽく始まって、某神隠しの世界に入って、
らぶ〇ろのシファのラブルートに乗ってみんなを助けてハッピーエンドに導いた感じ(古すぎて伝わらない!)